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【飲酒・喫煙】

近年、生活習慣の欧米化に伴って飲酒や喫煙習慣をもつ女性が増加しています。特に若い女性に増えており、妊娠中の飲酒や喫煙により胎児がアルコールやタバコに被爆される機会が増えています。アルコールやタバコが胎児に悪い影響を及ぼすことは明らかです。治療法は残念ながら今のところありませんが、禁酒や禁煙によって予防可能です。

  1. 子宮内胎児発育遅延ならびに成長障害
  2.  
  3. 精神遅滞や多動症などの中枢神経障害
  4.  
  5. 特異顔貌、小頭症など頭蓋顔面奇形
  6.   
  7. 心奇形、関節異常などの種々の奇形
  8.  
これらの症状は「胎児性アルコール症候群」として知られています。
先程の「胎児性アルコール症候群」は、主に大量のアルコールを常習している母親から生まれています。妊娠中のアルコール摂取量と胎児への影響について見てみましょう。 胎児への影響は、一日の飲酒量だけでは判断できず、飲酒回数が関係してくるのです。早期に禁酒した場合は、それなりの効果が期待できます。妊娠と知らずにワインを少量飲んだ程度であれば実際には問題はありませんが、妊娠中と分かっての飲酒に関しては「安全量が確立されていない」すなわち「少ない量でも胎児に影響をおよぼす可能性がある」ので、厳しい態度で禁酒を勧めて頂きたいものです。 タバコの煙にはニコチン・一酸化炭素・シアン化合物・鉛などが含まれます。
妊娠中に喫煙することで子宮内胎児発育遅延がおきることは有名ですが、ヘビースモーカーである程、出生率が低くなります。喫煙によって、奇形(心臓、中枢神経系、腹壁など)の発生率の増加も確認されています。最近では、ポーランドシークエンス(胸と腕の血流障害により一側性胸筋欠損と合指症を生じる)や口唇・口蓋裂の発生率がやや増加するとの報告もあります。他に喫煙(10本以上)によって、生後の発達スコアの低下を認めたとの報告もあり、妊娠中の喫煙が生後の赤ちゃんに神経発達障害を引き起こす可能性が示唆されているのです。
妊娠早期に禁煙することによってこれらの障害を防ぎ、赤ちゃんを守ることもできるのです。以上の事で妊娠中のタバコがいかに危険であるということがお分かりいただけたでしょうか。